SoundflowerとLadioCastの設定具体例
以前、スタエフ収録の際に
効果音とおしゃべりの収録を同時におこなう方法について
記事を書きました。
以前の記事では、
PCスピーカーから出る音をマイクで拾う方法と
比較的静かに収録するための方法として、
SoundflowerとLadioCastを使う方法があることをご紹介しました。
今回の記事はこの2つのアプリの設定例として
わたしの収録設定をご紹介します。
記事を書くために設定画面のスクショを撮っておいたのに
長く放置しすぎて今となっては何をやったかすっかり忘れている.....
復習しながらまとめていきます。
※最新版のSoundflowerとLadioCastを入手、インストール済の状態を前提に説明します。
ちなみにわたしの使用環境は以下の通りです。ご参考まで。
Soundflower: 2.0b2
LadioCast: 000013000(2151)
USBマイク: iRig Mic Cast HD
パソコン: MacBookPro Mid2015
(OS High Sierra ver.10.13.6)
1. Mac「システム環境設定」>「サウンド」の設定
「出力」→「Soundflower (2ch)」を選択
(内蔵音源をLadioCastに渡すための準備。)
「入力」→「iRig Mic Cast HD」を選択
(USBマイク音源をLadioCastに渡すための準備。)
2. LadioCastの設定
LadioCastを起動すると、ミキサーダイアログが立ち上がります。
左上の「入力 1」で「Soundflower (2ch)」を選択
その下の「入力 2」で「iRig Mic Cast HD」を選択
右上の「出力 メイン」で「Soundflower (64ch)」を選択
その下の「出力 Aux 1」で「内蔵出力」を選択
ネット上のレクチャー記事を参考に、
入力系統のボリュームは、デフォルトの+6dB設定で
つまみいっぱいに上げて、PCやマイクで音量調節対応しました。
デフォルトで各入力の「メイン」ボタンが赤文字表示(ON)の状態になっています。
ON → 録音に音声が乗る
OFF → 録音に音声が乗らない
というふうに作用します。
クリックでON/OFFが切り替えられます。
また、PCにイヤフォンを繋げてモニタリングしたい場合は
各入力の「Aux 1」ボタンをクリックして
赤文字(ON)状態になるように設定しておきます。
「Aux 1」ボタンのON/OFFは、録音音声には作用しません。
以上をお読みいただき、
「入力 1」→ PC内で再生される音声
「入力 2」→ マイクから入る音声
「出力 メイン」→ 録音用音声
「出力 Aux 1」→ モニタリング用音声
ということがイメージできているとスムーズに設定できるかと思います。
あと、細かい設定になりますが
わたしの使っているUSBマイクはモノラルなので、
「入力 2」(iRig Mic Cast HD)の「R」側の音声ゲージの左側にある
セレクタの下矢印をクリックして、数値を「2」から「1」に変更しました。
こうすると「L」側の音声が「R」側にも渡されて
録音の際にステレオ風になります。
3. お好みの録音アプリで録音
もともとMacに入っているものであれば「QuickTime Player」で録音が可能です。
「アプリケーション」フォルダ内「ユーティリティ」フォルダ
(「Launchpad」からは「その他」グループの中)
にあります。
「QuickTime Player」を起動して
メニューバーの「ファイル」>「新規オーディオ収録」を選択すると
オーディオ収録ダイアログが立ち上がります。
録音ボタンの右の下矢印をクリックして
「マイク」の中から「Soundflower (64ch)」を選択した上で
設定通りの録音が可能となります。
「品質」は、試し録りして聞いた感じやファイルサイズなど確認して判断。
以上、どなたかのご参考になれば嬉しいです。